愛知県名古屋市出身。愛知県立芸術大学で学位、アムステルダム音楽院で学士と修士を取得。02年、東京オペラシティで開催されたコンポジアム2002で湯浅譲二氏の音楽に出会い強く感銘を受ける。同年、秋吉台国際芸術村での現代音楽セミナー「秋吉台の夏」に参加し、同氏より作品が評価されたことを機に氏のもとで研鑽を積む。これまでに松井昭彦、ウィム・ヘンドリクス、ファビオ・ニーダー各氏に師事。
第28回入野国際作曲コンクール佳作賞を受賞した作品「Vectorial Projection I – bouncing ball (2006)」が、ルーカス・フィス氏指揮のもとNieuw Ensembleによって初演、またオランダの現代音楽祭ガウデアムス国際音楽週間で演奏されたことを機に、08年フェスティヴァル・ドートンヌより委嘱を受け、同アンサンブルがソリストにアーヴィン・アルディッティ氏を迎え、杉山洋一氏指揮のもと「Vectorial Projection IV - fireworks」が初演される。フルートソロ作品「Verbalizing (2009)」が大久保彩子氏によってHanatsu - miroirの公演で、「Simulgenesis (2009)」は第4回アンサンブル・モデルン国際作曲家セミナーで作曲、同アンサンブルによって初演。この作品を機に西ドイツ放送局より委嘱を受け、11年「Morphing - state of matter (2011) 」をヴィッテナー・タゲ室内楽音楽祭で発表。WDR3プログラムでラジオ放送される。12年には、ミュージック・フロム・ジャパンの委嘱で「towards G」を ニューヨークの同音楽祭で発表、またホルンとチェンバロのために作曲した「H into H」がオランダのPrix Annalie de Man Prizeで佳作賞を受賞。リコーダー奏者として現代音楽をリードする鈴木俊哉氏のために書いた笙とリコーダーと二十弦箏のための「孤 -Arcs (2013)」は日本の伝統楽器を含んだ初めての作品である。また、現代音楽のワークショップ「デ・コンポニスト(蘭)」「オストラーヴァ・デイズ(チェコ)」「秋吉台の夏」にも招待作曲家として参加。
Photo by Ayumi Fujita
13年、企画団体「Seainx project(シーインクス・プロジェクト)」を立上げ、年に2〜3回名古屋を拠点に現代音楽のコンサートやマスタークラスを開催。メイン企画レクチャー&コンサートシリズの「クロスバウンダリー」は毎回1つの楽器に焦点を当てて、エルネスト・ロンバウト、吉村七重各氏など国際的に活躍する音楽家を招きそれぞれの楽器を活かした新作からマスターピースなどを紹介し、現代音楽の魅力を発信することに努めている。
また、ヴィジュアルアート、舞台美術など他分野のメディアとも積極的に交流を深め作品を発表している。とりわけ、「シネクドキズム」シリーズは、日本の伝統と文化にヒントを得て「呼吸」をテーマに「心と身体と知覚の関係性」を考えた意欲的なプロジェクトとして現在進行中。「シネクドキズムⅠ<インパルス>」はデュオ・ミアコ・クライン&サヴァ・ストイアノフによって、オランダのスイテ音楽週間で08年に発表、11年に中川運河キャナルアートのメインイベントとして名古屋で再演された。現在、第2弾「シネクドキズムⅡ<コンティニュイティー>」が16年にあいちトリエンナーレ2016、フランスのストラスブールでHanatus-miroirによって開催される「今井智景ポートレートコンサート」でも公演。両公演の好評を得て、2018年秋、 平成30年度中川運河助成ARToC10事業として名古屋で再演。22年には国際芸術祭あいち「STILL ALIVE」のため「シネクドキズムⅡI」制作し、音楽関係者だけでなく、俳人・舞台芸術・美術評論の馬場駿吉氏をはじめ、現代アート関係者にも大きなインパクトを与えた。2023 年冬には国際アンサンブル・モデルン・アカデミー20 周年を 祝した委嘱作品が「スターリーバルジ」がフランクフルト旧オペラ座で、ドイツのハーピスト/マクシミリアン・エアハルト委嘱による「三重弦ハープのためのBucolic」がベルリンRadialsystem V GmbHで初演され高い評価を受けた。
ロイヤル・ホロウェイ・ロンドン大学の研究員を経て、現在、現代音楽を中心としたアートイベントを行う団体「Seainx project」アーティスティック・ダイレクター。
作品を収録したCDがアンサンブルモデルン・メディア、サブライムレコーズ、MD&Gレコーズから発売中。
経歴
愛知県名古屋市出身
学歴
2002 愛知県立芸術大学音楽学部作曲科作曲専攻卒業
同大学研究生
現代音楽セミナー「秋吉台の夏」受講 (~05,08)
湯浅譲二氏に個人指導を受ける。(~現在)
2006 オランダ、アムステルダム音楽院学士過程終了
2007 Beat Furrerより数回の個別指導を受ける
2009 オランダ、アムステルダム音楽院修士課程終了
チェコ共和国オストラーヴァ市の現代音楽祭オストラーヴァ・デイズにおいて、Rebecca Saunders、 Richard Ayres、
Bernhard Lang、 Christian Wolffの指導を受ける。
2013 オーストリア、グラーツ市の現代音楽祭インパルスにおいて、Georges Aperghis、Clemens Gadenstätter、Peter Ablinger
の指導を受ける。
職歴
2009 ロイヤル・ホロウェイ・ロンドン大学の名誉研究員 (~2014)
2012 学校法人・専門学校HAL名古屋校の非常勤講師(~2013)
2013 Seainx project(シーインクス・プロジェクト) アーティスティック・ダイレクター (~現在)
受賞歴
2001 愛知学生作曲コンクール最優秀賞受賞
2007 第28回国際入野作曲コンクール佳作賞受賞
2012 Prix Annelie de Man Prize(オランダ)佳作賞受賞
助成
2005 ロームミュージック財団 (~ 2009) (奨学生)
2008 ロームミュージック財団 (パリ秋祭による委嘱)
2009 オランダ、アムステルダム市によるアーティストサポート WWIK
2010 公益財団法人 朝日新聞文化財団 (ヨーロッパでの研究費)
プロフェッション
2010 Noh × Contemporary Music 第2回トーク&コンサート
2011 椙山女学園大学 第2回LLD(レクレディ)講演会出演 名古屋市 「音楽におけるデザイン - image of sound」
メディア
CD
2005 “Una voce poco fa” アリアージュ・サックス四重奏
2006 “TRISHADE” 今井智景ポートレート
2009 “リョールカ(Люлка)” Sava Stoianov ポートレート
2012 “Music for Daydreams” Ken Ishii アルバム
2014 “Traveling pieces” Saar Berger ポートレート
本&雑誌
2009 Contemporary Compositional Techniques and OpenMusic by Rozalie Hirs, Bob Gilmore
2011 「洪水」詩と音楽のための 「道標なる音楽」- 今井智景
新聞
2011 朝日新聞社インタビュー 2011年10月27日 → インタビュー キャナルアート2011.pdf
活動履歴
2001 愛知県立芸術大学32期生作曲専攻による作曲グループCHAMを結成
第1回CHAM定期演奏会 長久手町文化の家 愛知県
2002 第2回CHAM定期演奏会 長久手文化の家自主事業「新しい波」 長久手町文化の家 愛知県
2003 第3回CHAM定期演奏会 長久手町文化の家 愛知県
2004 Yo!フェスティバル Opera uit het Hart ユトレヒト中央駅構内 ユトレヒト(オランダ)
Collaboration of Young Japanese Artist プロジェクト Overtoom 301 アムステルダム(オランダ)
2005 エコスタジオによるプロジェクト「虹になったブリッチャ」 千種文化小劇場 名古屋市
Klangnetz and Adapter ensembleによるアムステルダムーベルリン 作曲家交流プロジェクト ベルリン(ドイツ)
2006 ガウデアムス国際音楽週間2006 Muziekgebouw aan't IJ アムステルダム(オランダ)
Open Music プロジェクト Paradiso アムステルダム(オランダ)
ポートレートコンサート『Scharnieren -music and art space-』 De Ijsbreker アムステルダム(オランダ)
2007 音楽祭Sibelius Akademian Konsettisalissa 2007 ヘルシンキ(フィンランド)
ミアコ・クライン&サヴァ・ストイアノフのコンサート リンドウ(ドイツ)
2008 現代音楽祭Dark Musie Days 2008 レイキャヴィック(アイスランド)
オランダの音楽ラジオプログラム"Componist van de week"で作品が特集
国際芸術祭フェスティバル・ドトーム(パリ秋祭) 2008 パリ(フランス)
現代音楽祭Suite Muziekweek 2008 アムステルダム(オランダ)
現代音楽祭Klangwerktage 2008 ハンブルク(ドイツ)
2009 国際アンサンブル・モデルン作曲セミナーのコンサート フランクフルト&ミュンヘン(ドイツ)
Finale Concert Internationaal Kamermuziek Concours アルメア(オランダ)
Sax&Stixコンサートシリーズ“Japanese Mix” アムステルダム(オランダ)
国際現代音楽祭 Ostrava Days 2009 オストラーヴァ(チェコ共和国)
「HANATSU」のフランス公演 ~mirior vol.1~ ストラブール(フランス)
「HANATSU」の東京公演 ~mirior vol.1~ 東京
2010 De Link音楽祭(Sax&Stixのコンサート)ティルブルク(オランダ)
中川運河キャナルアート2010 Project Zero 名古屋
ミアコ・クライン&サヴァ・ストイアノフのコンサート ZWEI Instrument フランクフルト(ドイツ)
第28回東京シンフォニエッタ定期演奏会「湯浅譲二特集」 東京
青木涼子企画 Noh x Contemporary Music / vol.2 トーク&コンサート
名古屋市開府400周年記念イベント、名古屋テレビ塔アカリナイト『アカリフェス』出演
2011 De Link音楽祭(マリケ・フッセンのコンサート)ティルブルク(オランダ)
ヴィッテナータゲ室内楽現代音楽祭2011 ヴィテナー(ドイツ)
Ensemble Modern定期公演 Alter Oper フランクフルト(ドイツ)
ルツェルン音楽祭 ルツェルン(スイス)
武生国際音楽祭2011 新しい地平コンサートI 福井県
中川運河キャナルアート2011 Project One 名古屋
洞雲寺コンサート 加茂郡白川町
2012 ミュージック・フロム・ジャパン ニューヨーク(アメリカ合衆国)
「HANATSU ~mirior」の定期公演「Joji Yuasa ou la poétique des formes」ストラスブール(フランス)
ノーヴェンバー・ミュージック・フェスティバル2012 Muzerije Pleitzaal デンボス(オランダ)
2013 鈴木俊哉リコーダーリサイタル 淀橋教会・小原記念チャペル 東京
イベント団体「Seainx project」を立ち上げる。
Vio de Bio 6 「chikage imai」produce Live show:anello. x misaki oda Live and Lounge vio 名古屋
(音楽とフラワーアレンジメントのインスタレーション作品)
サクソフォーンアンサンブルの会 第29回演奏会 牛込箪笥区民ホール 東京
バスタッド室内音楽祭 「オスモシス・フォニーム」 Märta Måås-Fjetterström Atelier, バスタッド(スウェーデン)
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